アララット山(5137m)登山とトルコ観光の旅

 【月日】 2011年8月5日(木)〜8月17日(月)
 【装備】 重登山靴,アイゼン,運動靴,防寒服,雨具,ストック,シュラフ,マット,
      その他は登山ガイド会社手配
 【メンバー】 私とKさん
 【参考】 地球の歩き方 イスタンブールとトルコの大地,
      WEBSITE 現地登山・トレッキング案内,各種予約サイト,
      国内外旅行会社アララットツアー案内,観光情報,他

半年以上前から計画していた掲題の旅行に出かけ、無事登頂にも成功しました。 同行者には良く山行に御一緒している「三百名山めざして」のKさんが加わって くれて、楽しい旅行ができました。以下には概要を紹介させて頂きます。 詳しい報告は下のリンクから見てください。

インスタンブール観光1(8/5-6) 昨年のピレネーの時と同じロンドン経由でイスタンブール着は23時過ぎ、ホテルシャトルを 頼むことができ、深夜旧市街のホテルでひとあし先に到着していたKさんと合流。 まだ近所に開いているバーレストランがあったので、到着祝いに生ビールで乾杯。 次の日は旧市街のアヤソフィア博物館やトプカプ宮殿を見学。長年の 栄華を物語る広大な空間、広い敷地、多数の建造物を見て回る。午後はガラタ橋から グランドバザールにかけて歩いて回る。人ごみと暑さで疲れ気味、しかしからっとした 風が吹いて汗だくになることは無い。夕方ボスポラス海峡を渡ってアジア側のレストラン に入る。こちらへ来たらケバブではなく魚料理である。私はトルコの地酒ラクも 試してみるが、このかなり強いクセは好きにはなれないだろう。

アララット山(5137m)登山(8/7-8/11) 国内線でトルコ東部ワン湖のほとりのワン空港へ。ここでArarat Sunriseのトルコ人 ガイドが迎えに来てくれた。登山には入山許可申請とツアーへの参加が 義務付けられている。ネットで調査して、値段が安く旅行代理店のような 堅苦しさが無い感じなので選んだが、日本人の客は初めてということ。 ベースとなるドウバヤズットの町まで3時間、途中4000m級のスファン山 も望め、町が近付くと山頂に雲がかかっているアララット山が姿を現す。 翌日から4日間の登頂プラン、ロシア人3人とチェコの学生3人と一緒のツアーだった。 初日はベースキャンプ(3300m)までのトレッキング。 荷物は馬で運ぶので我々は大名登山である。移動テントで遊牧生活している村々に 立ち寄ってチャイやヨーグルト、パンなどをご御馳走になる。 登山のコック・ガイド・馬による運搬などもこれらの村人が行っているのだった。 広いベースキャンプエリアのあちこちに多数のテントが貼られて入山者が多いことがわかる。 2日目は高度順化のため同じベースキャンプに滞在、アタックキャンプ(4100m)を往復 霧が出たり晴れ間が出たりで、山頂は見え隠れする天候。アタックキャンプまで馬での荷物運搬 が可能、狭いエリアにテントや馬や人がひしめいて混雑し、これではここに2泊することは ままならない模様。アタック日に備えて体調を整える休養日だった。 3日目はアタックキャンプへ移動、深夜出発に備えて早く寝るが、高度の影響で眠りは浅い。 最終日、12時起床、1時過ぎに出発。先頭の出発であったが太ったロシア人が不調のため ペースは遅くKさんも遅れ気味。途中で後発のパーティーに追い抜かれた。 山頂でSunriseというわけにはいかなかった。影富士ならぬ影アララットを見る。 天気は快晴であるが風が強くて寒いので持っている防寒具は全部着た。 標高4900m付近からはアイゼンを付けて雪面を歩く。山頂を目の前にすると皆ペースも上がり、 7時過ぎに山頂着、20人ほどの先着者でにぎわっていた。 隣の小アララットを始め周囲の展望はばっちり。風が強く寒かった。 この日のうちに一気に下山。高度と疲労の影響で下りもゆっくりペース。アタックキャンプでは 昼寝タイムがあり、村々で顔見知りにガイドが油を売っていくこともあって、 迎えのバスのところに下り着いたのはすっかり暗くなった夜8時過ぎであった。

カッパドキア観光(8/12-8/14) ドウバヤズットの町に別れを告げ、車で1時間ほどのアグリ空港から国内線でトルコの首都 アンカラへ。市中心へ向かうバスでオトガル(バスターミナル)へ。 カッパドキアのホテルを予約したギョレメまでバスで5時間近くもかかるのだが、 バス大国トルコの長距離バスはサービスも良く、一度は乗ってみるのも悪くない。 ホテルはここでは上等の部類に入る丘の上の眺めが良いスゥイートの3人部屋、 でも2人で泊まれば値段はそれほど高くも無い。 キノコ岩・妖精の煙突が林立する景観を眺めながらテラスでの朝食は贅沢だ。 1日目はバスツアーに参加して、ウフララ渓谷ハイキング、デリンクユの地下都市、展望台 からの絶景などを楽しむ。2日目は早朝4時半起きで人気の気球飛行に参加。快晴で絶好の 飛行日和に恵まれ、複雑な谷が何本も入りくんだ地形やエルジェス山(3916m)などの絶景を 堪能。パイロットの腕にも感心、前後左右に沢山の気球が浮かんで風景が一変する。 その後夕方まで、洞窟教会の壁画が見られる野外博物館と、サンセットバレーからパシャバーの キノコ岩まで平坦な農道のような道をハイキング。タクシーとバスで先の景観も見に行きたかったが、 Kさんは飛行機の時間もあるので同じ道を歩いて戻るというので、ほぼ同じ道を歩いて戻った。 岩場という岩場には昔の人の手による洞窟や穴が掘られており、自分の足でじっくり歩いて 肌で触れるのが一番と思うが、エリアは広大で岩場の険しい箇所もあり、それには 一週間あっても足りないだろう。

インスタンブール観光2(8/15-16) 国内線でカイセリ空港から夜遅くイスタンブールへ戻る。最後の1日、はじめはイスタンブール の新市街を主に見てまわろうと思った。月曜日は博物館など休みが多くて思ったようにあちこち 見て回ることができず、レトロ市電が走るイスティクラール通りの繁華街を散策し、ガラタ塔から ボスポラス海峡と金角湾で分割された市街地を一望できたのが良かった。 Kさんはひと足先に帰り、残りの時間は旧市街へ戻り、 ブルーモスクと地下宮殿を見てから、サバサンドとバクラフを食べたり、買い物などで過ごした。 翌朝の便で、再びロンドン経由で無事予定通り帰国。

   1 出発〜インスタンブール観光 11-08-05〜06
   2 アララット山へアプローチ&高所順応 11-08-07〜09
   3 アララット山登頂 11-08-10〜11
   4 カッパドキア観光 11-08-12〜14
   5 インスタンブール観光〜帰国 11-08-15〜17

海外のメニューに戻る
トップページに戻る