雨のミルフォードを後に クイーンズタウン〜マウント・クック
年月日 2010年1月5〜6日
天気 6 雨,曇り時々晴れ、にわか雨
タイム The Devide(17:22)=Holliford Gunn's Camp(17:35//9:08)=Mirror Lakes(9:40/10:04)
=Te Anau(10:50)=Queenstown(12:50/13:28)=Arrowtown(13:50/16:00)
=Karakaw Bridge(16:10/16:35)=Old Gold Field&Jetboat(16:50/17:10)
=Omarama(18:40/19:10)=Glentanner(19:50)

開拓時代の歴史を感じさせるThe Gunn's Camp
 Routeburn Trackを終えてもう街へ戻れるわけだが、もし明日天気が良かったらMitre Peak(マイターピーク)(1692m)などFiordlandの山の姿をもっと拝みたいし、ここまで来てMilford Soundのクルーズに行かない手はないと考え、ちょうどMarion Lakeの登山口から5kmほど未舗装のHollyford Roadを進んだところにThe Gunn's Campというキャンプ場がありシャワーもあるので、そこで泊まって様子見ることにした。いずれにせよ明日はMt. Cook Village(マウントクック村)の近くまで移動するつもりだ。キャンプ場は川沿いに開けたスペースに古いバンガローが立ち並び、奥にテントを張る空き地がある。テントサイトは10NZ$(\700弱)と安い。売店があって保存食やちょっとしたお土産を売っている。隣は博物館になっていて、泊まりの人は自由に見れる。今はキャンプ場があるだけだが、この地はHollyford River沿いに開拓を進めていた集落があったところで、歴史を物語る写真や生活道具などが展示されている。村が火災で全焼したエピソードや付近の登山を行った際の写真もあった。使われなくなった民家を利用してバンガローにしたというわけだ。このように雰囲気がある場所なのだが、キッチンが狭くて混雑し、Sandflyが非常に多く飛び交って食事はテント内でCamping Gasを使って食べることになった。空いた頃合を見てキッチンへ食器洗いに行くと、1人旅の日本人男性に会った。トレッキングではなくてレンタカーで観光だそうで、私より後に着いて名簿に日本人の私の名を見てこんな所で意外だったと言う。確かにツアーの決まった場所では山ほど見かけるが、ちょっと外れた所をFreeで旅行している日本人はほとんど見ない。
Milford Road沿いルピナスのお花畑で一休み
 翌朝は残念ながらまた雨、これでMilford Soundのクルーズは完全に諦めがついた。Milford地方は雨が多く2日に1度は雨が降ると言うが、もう4日連続雨模様というのはちょっとひどい。Hollyford Roadの終点からHollyford TrackのTrampingコースがある。ジェットボートなどで湖を横断して海抜0mの半島の先端を目指すユニークなコースであるが、この雨では水浸しとSandflyとの戦いになりそうで、もっと涼しい季節に行くべき所だろう。今日は車での移動だけとなるので朝はゆっくりして出発。The Devideの峠を越すとしだいに雨は小止みになってくる。日本の季節風と同じく分水嶺を境に西側が雨となっているようだ。2往復して走りなれたMilford Roadもこれが最後、湖やお花畑などに立ち寄りながらゆっくり走る。
バンジージャンプの名所Kawarau Bridge
 Mt.Cookまで550kmの移動。途中ゴールドラッシュで栄えた町を再現したArrowtown(アロータウン)に立ち寄る。人気の観光スポットなので駐車場は満杯で、皆路上に駐車している。いまだに川底をザルですくって金粉を探している人もいる。近くの散歩道やみやげ物屋が並ぶ街並みを見て廻るうち、急に雷が鳴り夕立が襲ってきた。このためメリノウール素材ウエア上下の試着などして雨が小降りになるまで粘る。ウエアはサイズがいまいち合わず、ここは値段も高い感じ。バンジージャンプの名所Kawarau Bridge(カワラウ橋)にも寄った。一飛び200NZ$(\13000強)と高額であるが、見ていると老若男女が次々と飛んでいき、Kiwi人たちのWildな性格を物語っている。私もちょっと食指が動いたがここで体を張るのはやめて見物だけにした。Fiordlandとはうって変わったアメリカ西部を思わせる乾燥した大地をKawarau Riverが流れ、Jetboatの乗り場やOld Gold Fieldという鉱山跡を再現した施設がある。荒涼とした大地や農場の中を走り、Omarama(オマラマ)という町で食料の買出しをして、Mt. Cookの20kmほど手前にあるGlentanner(グレンタナー) Park Centerという大きな施設にテントサイト3泊申し込んだ(1泊16NZ$,\1000強)。広いキッチン,食堂,シャワーが整っていてテントサイトは木々の間の草地に自由に張れる。ヘリポートもあってここから遊覧飛行や氷河上の小屋へも飛んでいけるのだ。Lake Pukaki(プカキ湖)と周囲の山々の眺めは雄大、人は多いが広々として快適な施設である。

続きを見る
ニュージーランドのメニューに戻る
トップページに戻る