香港の山1 大東山(Sunset Peak)〜鳳凰山(Lantau Peak)
●●●元旦で賑わう大嶼山(Lantau Island)、香港美人も登山中●●●

年月日 2001年1月1日(月)
天気 晴れ
タイム 旺角(Mong Kok)[6:00]=MTR=中環(Central)[6:10/7:00]〜フェリー〜梅窩(Mui Wo)[7:52/7:56]
…トレール入口[8:25]…蓮花山(Lin Fa Shan)[9:58/10:08]…大東山(Sunset Peak)[10:55/11:09]
…伯公拗(Pak Kung Au)[11:44/11:53]…鳳凰山(Lantau Peak)[13:22/14:30]…昴坪(Ngong Ping)
[15:16/16:00]=バス=梅窩(Mui Wo)[16:33/17:20]〜高速フェリー〜中環(Central)[17:58]

 20世紀最後の日に香港へやってきた。若者の街、旺角(Mong Kok)のホテルにチェックイン後、山歩き用のCountryside Map(1/25000)を探しに街をうろつく。日曜日ともぶつかり、街は年末大売出しで歩道から人があふれ、とんでもない所に来てしまったなあ。残念ながら大きな本屋でも見つからず、地図専門の店は休みなので手に入らなかった。明日はわかりやすいランタオ島から始めようと、観光用の島の地図(1/50000)を買い求めた。
 翌朝早くホテルを出ると、朝まで遊んでいた若者がうろうろしている。日本と同じく地下鉄(MTR)は終夜運転されている。元旦は休日ゆえフェリーの始発が遅い。船内で売っているチキンラーメン風を食べて落ちつくと、香港島をシルエットに美しい日の出。
香港島シルエットに21世紀の初日の出
おめでたい初日の出を見て、やっと来て良かったと実感。島に近づくと目指す峰々は想いの他高くそびえている。
 フェリーを降りて右手の屋台レストラン村の先に、トレールの案内板がある。Lantau Trailを行けるとこまで歩くことにする。目標は大仏で有名な寶蓮寺(Po Lin Monastery)だ。車道をたどり、小さな公園風の所が登山道入口。何本か沢を横切ながら高度を上げていくと、草原状になり海岸線が見えてくる。分岐から香港最初のピークとなった蓮花山(Lin Fa Shan)を往復。トレールは山頂の左を巻いてしまうので、やぶこぎ(低い草の上でどこでも歩けないことはない)して頂上にたった。大きなSunset Peakの右に、目指すLantau Peakが霞んで見える。双耳峰の立派な山容だ。
 次のSunset Peakの手前は小屋が散在し、テント村ができて賑わっていた。この人達は初日の出を拝むために来たのかなと最初思ったが、香港では公園など野外でバーベキューして休日を過ごす人が多いようだ。ハイカーにも沢山出会い、お互い"チュリソン!"と挨拶しあう。顔では区別つかないが、会話から日本人らしき人達も見かけた。ピークを往復して、正面にLantau Peakを望みながら車道の通る峠の伯公拗まで下る。ここも公園になっていてピクニックを楽しむグループで賑わっている。
大東山(Sunset Peak)はキャンプの人で賑わう
 Lantau Peakへは標高差600mのきつい登り返しだ。イギリス人風の2人連れと香港の若い男女グループ(総勢15名)と前後しながら行く。このグループの美しい女性に「日本人ですか」と声をかけられ嬉しくなる。聞けばこの娘はキャセイのスチュワーデスで日本各地へのフライトもよく乗務するとか。どうりで日本人にも親しげで、またとびきり美人! 360度展望の頂上で、このグループの人達と英語で雑談したり写真を撮り合ったりで楽しく過ごした。
 眼下に山中に鎮座している大仏が見え、その方角へ延々続く急な階段を一気に下りると寶蓮寺のある昴坪(Ngong Ping)。香港でも初詣の習慣があるのか、広い境内は多くの参拝客でごった返していた。降り返るピークの姿は峻険だ。この先のLantau Trailは悪路との説もありここまでで大満足。東涌(Tung Chung)MTR駅へのバスがひっきりなしに出発しているが、帰りもフェリーでと梅窩(Mui Wo)行きに乗る。ターミナルの近くの店に入り、メニューが読めないので、お薦めに従う。肉と中国野菜入りの焼きそばが出てきてビールとでなかなかGood!
立派な山容の鳳凰山(Lantau Peak)
寶蓮寺(ポーリン寺)と鳳凰山(Lantau Peak)

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