上越山スキー 平標山〜シッケイ沢
【月日】 98年3月28日(土)
【メンバ】Uクラブガイド山行(男性7名,女性3名)
【装備】 山スキー,シール,スキーアイゼン,(共同)スコップ,ビーコン
【参考】 2.5万図「三国峠,土樽」,山スキールート図集2

年月日 1998年3月27日(金)〜28日(土)
天気 曇りのち晴れ(朝のうち小雨)
タイム 池袋(21:10)=火打峠(0:00//7:10)…稜線1750m(10:30)…平標山(10:47/11:05)…
昼食タイム(11:20/11:35)…仙ノ倉山(12:10/12:30)…毛渡沢出合(14:00)…
…徒渉1(15:40/16:00)…徒渉2(16:15/16:35)…吊橋(17:00/17:15)…
毛渡橋(18:08/18:15)=(タクシー)=貝掛温泉(18:35)

平標山への最後の登り
思い思いにルートを選んでシール登行

【Uクラブの山スキー山行に参加】
 火打峠に深夜到着すると雨模様。明日のロングコースに備えてお酒はお預けとする。 翌朝現地参加者3名と合流、沢とスキー懇親会に次いで3回目なので知った顔ぶれも ちらほら。まだ小雨模様で山はガスの中、山越えには気がかりな天候だ。過去2年こ のコースを計画しながら、天候の為平標山で引き返しているとのことで、3度目の正直 がかかっている。

【スキーアイゼンを付け平標へ登る】
 河内沢の林道から、夏道の1つ左側の尾根に入ってブナ林の登りになる。しんどい所だが、 ジルブレッタ404の登高器を使わずに登ると、スキーアイゼンが心地よく利いてくれるの が救いだ。ツボ足の10名程のパーティを抜く。次第に空が晴れて、1750m付近で稜線に出ると、 平標〜仙ノ倉の広い雪原が広がり素晴らしい。源頭部に風雪に耐えて立つ数本の樹木が景色に 変化を与えている。広い尾根を各自好きな様にルートを選んで山頂(1984m)へ。先着2名。

平標山と仙ノ倉山の中間の平坦な稜線
ハイマツ帯の上でランチタイム
谷川連峰最高峰 仙ノ倉山からの展望
万太郎山から双児峰の谷川岳へ稜線が続く
【谷川連峰最高峰の展望】
 平標より西方には、一昨年グリンピア津南へ滑り込んだ時に行った霧ノ塔,神楽,そしておなじみの 苗場,佐武流,白砂,苗場スキー場の筍山,裏岩菅,笠帽子など望んだ。 雪を掘ってテント張った跡で、風を避けて小休止。仙ノ倉へはシール付けて滑降 (ヒールフリーだったのでちょっと緊張)。風が弱い平らなハイマツ帯の上でランチタイム。 頂上手前の2021mピークはやや痩せていて注意必要、ちょっとアルペン的気分が味わえる。 仙ノ倉山(2026m)では何と言っても双児峰の谷川岳へ続く真っ白な稜線が見事。 霞んでいたが朝日岳のゆったりした山容も目にすることができた。

仙ノ倉山から滑り降りる
大斜面のシュプールを振り返る
【上部の大斜面は慎重に】
 北側のピークから大滑降に入る..と思ったが、急斜面で重たくて曲がれない雪質、先行シュプール 無く、尾根の脇に雪庇が見られ、はじめは横滑りや階段下降(?)で慎重に下った(もったいない)。 先頭のU氏は、大きく斜滑降+キックターンを繰り返して高度を下げる。私はゆっくり回ってみもし たが、決して回れない斜面ではない。下に傾斜の緩い部分が見えてきて、やっと一行も元気に滑り出 した。1650m付近の尾根緩傾斜部で、万太郎山と行手の沢を眺めながら休憩。シュプールをつけてきた 大斜面を振り返るのは、とても嬉しいひとときだ。

【快適な滑降の後は..】
 シッケイ沢に入り、時々雪崩に警戒しながらもU氏がさっそうとステップターンで滑っていくのを 追って、快適に滑り降りる。毛渡沢本流との出合に着き、先の沢の状態を見に下ると、暖冬の影響で 雪が切れて沢が出ていた。やむを得ず左岸を登り返してスキーでのトラバース、体力を使う。 1度沢に下り少しの間滑れたが、雪の切れた急な崖で行き詰まり、ツボ足で80mくらい登って再び高巻き。 ゆるく下って沢に出たところはブリッジになっていて対岸へ渡った。右岸に沢が流れ込む所で、 スキーを背負って徒渉。ストックを利用すると、兼用靴での徒渉は案外容易なもの。しかし靴の中に 水が入ってしまう(この日は暖かかったので問題なかった)。一難去ってまた一難で、今度は沢を 2つ徒渉して左岸へ渡る。徒渉中に沢の水を飲む余裕も出てきたが、明るいうちに林道に着かないと ビバークになってしまう。

【最後の難所の吊橋】
 左岸に渡ってからは広い河原状となって問題無く滑れ、群馬大ヒュッテ近くの吊橋(床板が外され ている)をワイヤー部分を伝って渡り、除雪されていない林道を「気分は荻原」で滑る。上越線の 鉄橋下に出て、ついに抜けたという感激を味わう。Uさんが携帯でタクシーを呼び、車道まではあと 10分程の歩きだ。我々は直接温泉へ、もう1台は火打峠へ車を回収しに向かった。

年月日 1998年3月29日(日)
天気 晴れ
タイム 貝掛温泉(9:45)=池袋(14:00)                    

【難儀した沢下りも良い勉強になった】
 下山時は全員結構くたくたであったが、温泉でビールをたくさん飲んで鋭気を養い、この日は 朝風呂でゆっくりして帰るのみ。ゲレンデに寄っていくという、現地参加の元気な人もいた。 今回毛渡沢が雪で埋まっていれば楽に滑ってこれただろうが、スキーでの高巻きや徒渉を初めて 経験でき、今後の為になった。今シーズンの山スキーでは最も充実した山行となった。

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