Tuolumne Meadow[トゥオルミミドウ] Dog Lake[ドッグレイク],Tamarack Flat[タマラックフラット]付近
年月日 2012年8月13日
天気 晴れのち曇り
タイム Tuolumne Meadow Campground(8:40)=Glen Aulin Trailhead(8:50/9:16)…Sodaspringsの先(9:52)…Dog Lake(10:50/11:00) …Trailhead(11:27/11:32)=May Lake Trailhead(12:14)=White Wolf(12:40)=Tamarack Flat Capmground(13:10/15:38) …Old Big Oak Flat Roadの途中(16:30)…Tamarack Flat Capmground(17:20)

静かな佇まいのDog Lake
 明日のHarf Domeに向け今日は軽めのハイキングとする。朝は清々しい高原の雰囲気のCampground内を歩いて散歩した。とにかく広いのでのんびり歩きながら一通り回るのに1時間近くかかった。はずれには馬屋付きの珍しいHorse campingもある。場内を起点としてElisabeth Lakeに行くTrailもあるようだが、結構な距離があり散歩で気軽というわけにはいかない。今朝はゆっくり目の朝食、コーヒー、パン、チーズ、生野菜にドレッシングが定番メニューだ。まわりのグループも早朝発という人は居なくて朝はゆっくりしている。Campsite Reservationが8時空くのに合わせて出発。10人以上並んでいたので30分位待って受付のお兄さんに聞いてみる。Yosemite Valley予約制の所は今後もずっと空きは無し、Taioga Road[タイオガロード]沿いなど先着順の所は全てSpace Availableと表示され、Camp4にも電話して聞いてくれてまだ今なら大丈夫とのこと。ただしせっかくここに来たのでもう少しハイキングを楽しんでから向かうことにする。
 ハイキングガイドにあるここからのもう一つのコースは、John Muir Trail[ジョンミューアトレイル]とは別に、メキシコ国境からカナダ国境まで縦断するLong TrailのPacific Crest Trail[パシフィック・クレスト・トレイル]を行き、Sierra Loop trailのGlen Aulin[グレン・オーリン]という最初のキャンプ地まで歩くというもの。昨日同様に長い歩行になるので、明日への体力温存やCampsite確保のために今日はさわりの部分で切り上げることにする。Trailhead付近は舗装されていない農道の両側にずらり縦列駐車がある。間に車を入れ込む際、横に小さい岩が出ていて車の脇下を少しへこましてしまった。目立たないから大丈夫だと思うが、下手すると請求が来ることは覚悟だ。川の流れに近い幅広の歩道を20分ほど歩くとSodasprings[炭酸泉]が湧き出している場所に着く。観光客もここまでは歩いてくる。付近は古くからの住居が点在し、今も酪農や農業を営む住人が居るようだ。歴史的な展示があるMemorial LogdeやCafeもある。川の周辺は開けていて昨日見た岩のピークをここからも眺めることができる。Glen Aulinまで下り道で3時間かかる。テント装備で歩いている人も見かけるが、登り返しも大変なので私は少し歩いただけで引き返す。TrailheadからDog Lake(2790m)までの短いハイキングコースがあるので行ってみる。右手にTuolumne Meadowの町近くにそびえるLembert Dome(2870m)を見る。ハイカーはこの付近思い思いに回遊ルートを歩いたりできるようで、Lembert Domeの頂上へも岩場を歩いて登れると言っていたが、結構急そう。高原風の山が湖面に映る静かな佇まいのDog Lakeを見るだけにして引き返す。
Tuolumne Meadowの町の近くにそびえるLembert Dome(2870m)
 Taioga RoadをYosemite方面へ向け再びドライブ、来る時は通過した各所の展望台に寄っていく。Tenaya LakeやYosemite方面の展望が得られる。枝道からMay Lake[メイレイク]へのTrailheadへ寄り道。駐車スペースが一杯なのと、湖まで1時間程歩かないといけないのでここはパス。White Wolf[ホワイトウルフ]という場所にロッジとCampgroundがあるので様子を見に行ってみる。National Park内の施設はとても少ないのでロッジの食堂は混雑して順番を待たないといけないようだ。Campsiteもだいぶ人が入っているようだがまだFULLとは表示されていない。もう少しYosemiteに近いCampgroundを目指して先へ進む。狙うのはTamarack Flat[タマラックフラット] で、本線から分岐して途中から未舗装の道を10分ほど入って、50Site程度の小さめのCampgroundに着いた。ここは管理人がいないSelf Registration[自主登録]方式で、まず自分で好きな場所を見つけ場所確保用の黄色い紙をサイト番号を示す杭に差し込む。そして備え付けの封筒に場所と必要事項を記入して料金と一緒にポストへ入れるという仕組み。料金は$7と安くて良い。木陰の涼しい場所は結構埋まっていたが、程良い場所を見つけることができ、2泊分の登録をする。まだ日が当たる暑い場所は皆避けるのでほとんど空いていた。もし空きが無かったら、初日のように高い料金を払って民間の施設を利用するつもりだったので助かった。ただし給水施設は無い。またこの場所は蚊がとても多くて外にいると次々に攻撃を食らうのでテント内に避難。
 Tamarack Flatを起点にYosemite方面やEl Capitan[エルキャピタン]山頂にもTrailが続いている。その方面の様子を見に歩いてみることにした。Old Big Oak Flat Roadと言うYosemiteへ抜ける旧道で、今は車は通行禁止になっている。大木に囲まれた静かな山中の散策ではあるものの、だらだら下り気味の単調な林道で展望もほとんど無いので面白みに欠ける。あの壮絶な岩壁を持つEl Capitanも裏から登山道を歩いて登ると、平坦な道を延々を歩いていかねばならずつまらないので、登る人はほとんどいないのだろう。1時間近く歩いてもまだJunction[分岐点]のCathcade Creek[カスケード沢]に着かないので引き返す。登り勾配になり暑い帰路となった。Campsiteに戻るとだいぶ人が増え、蚊を避けるために焚火を起こしている人が多い。夕食の準備にかかる。初日にスーパーで買った野菜とパスタソースを消化するため、3日連続スパゲッティで毎日違う肉の缶詰めを1個加えている。ここでは何しろ食料は少量買うということが難しい。でもこれはカルフォルニアワインには合うメニューなのだ。今日の山歩きはあまりパッとしなかったが、明日の本番への備えは十分できた。深夜車の物音に目が覚める。近くに止まり、一瞬サイレンを鳴らしたり、サーチライトを照らしたのが判った。おそらくレンジャーの巡視でCampsiteの登録チェックとともに、TVで見たように熊がCampgroundに入ってきてないかの確認をしているのだと思われる。

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