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ヨーロッパアルプス登頂レポート |
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ヴァイスミース (4023m)
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| 年月日 |
2001年7月23日(月)〜24日(火) |
| メンバ |
Kさん,私 |
| 装備 |
プラスチック登山靴,アイゼン,ザイル,ハーネス |
同行者 報告 |
http://www.asahi-net.or.jp/~MV2S-KTHR/index.htm 「三百名山めざして」 |
| 天気 |
晴れのち曇り/一時雷雨(23日),晴れ時々曇り/霧(24日) |
| タイム |
サースフェー(Saas Fee)[11:25]=サースグルント(Saas Grund)[11:35/13:50]=ホーサース(Hohsaas)
[14:20//5:15]…西稜に出る[8:00/8:10]…頂上(Weissmies)[8:49/9:20]…ホーサース[11:17/11:35]
=サースグルント[12:02]=スタルデン(Stalden)=ツェルマット(Zermatt)
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調子も良いのでサースフェー周辺の4000m峰をもう1つ登ってから次の場所へ移動しようということになる。昨日小屋まで行ったシュトラールホルンや、ミシャベル小屋から登るナーデルホルンも難しくなく登れそうで候補の山選びにとても迷う。結局ちょっと山域が離れていて体力的にも楽ということでヴァイスミースに落ち着いた。そもそも私がチューリッヒから乗った列車内で、隣の席のスイス人がこれからガイド付でヴァイスミースへ登ると話してくれたのが候補になったきっかけだ。
サースフェーの町をのんびり散策した後、隣町のサースグルンドへ移動。小さな山村の風情を楽しみながらオムレツのランチ。今日はホーサースまでゴンドラで上がるだけで、良い休養日となった。小屋はゴンドラ駅の上と食堂脇との2箇所に分れ、我々は食堂脇の2段ベットに案内された。少し偵察に出かけたが、雨が落ちてきたので早めに戻る。ホーサース小屋は小さくて外見はパッとしないが、明るくて居心地良く、夕食もフルコースで素晴らしくて、私のお気に入りの山小屋となった。夕方ガスが出て展望が得られなかったのが残念。
朝日を浴びるモンテローザ山群
親しみ深くなったアラリンホルン,リムプフィシュ,シュトラールも
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早朝薄明るくなる頃、幅広い道をつたって氷河に出たところで、ハーネスザイルを装着。テント泊も含め10パーティー程が頂上を目指す。セラック帯上部の平らな部分を横断し、反対の斜面に取り付く。クレバスの合間を縫って登りやすいルートが続いていた。1箇所、大きなクレバスの間の細いリッジにとりつく所があった。クレバスをまたぐ際にアイゼンなど引っ掛けたら一貫の終わり、本日唯一の難所であった。
あとはひたすら雪稜歩き。アラリンホルンの左にモンテローザ山群が朝日を浴びている。さほどの急斜面も無く、先行パーティーを見ながら3815mの西峰を巻いて西稜に出る。3時間半で多くのパーティで賑わう絶頂に到達。やや天候不安定ながら雲がとれて山頂からも視界がきいたのはラッキーだった。目前に双耳峰のラッギンホルンがピラミッド型に聳え、その奥は雲の合間にアレッチ方面。雲がかかって見にくくなってしまったがドームを中心とした大パノラマも。南西方向に連なるイタリア国境方面へも3000m級ながら迫力有る岩稜の峰が続き、新鮮な景観だ。西方向には丸いカール地形に氷河が残っていて、低めながら大きなピークが目に入る。黒部五郎岳を連想してしまったが何という山だろうか。
やがて皆下山していき、我々2人だけの静かな山頂でもう少しゆっくりしてから下山にかかる。ずっと下には氷河が口を開けているを見ると、登りでは気にならなかったアンザイレンが大切なのがわかる。日帰りの登山者が登ってくるのに出会う。頂上方面は雲が出てきて見えなくなってしまい、ガイドブックにあるように小屋を早朝出発する恩恵を改めて感じる。
小屋で預けた荷物を回収、昨日も今日もここからの頂上は望めなかったのが心残り。ゴンドラが昼休みになる前に乗ることができた。ゴンドラからヴァイスミース小屋の奥にフレッチホルンがマッターホルンみたいな尖った姿を見せてくれた。いよいよ次はモンテローザを目指してツエルマットへ向う。
ヴァイスミース(左)を目指して
さほど危険の無い雪稜をたどる
| ヴァイスミース山頂からピラミッド型のラッギンホルン
後方にアレッチホルンなどベルナーオーバーランド方面
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