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越後の名山はしご 粟ヶ岳〜白山,御神楽岳
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【月日】 99年11月6日(土)〜7日(日)
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【メンバ】 単独
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【装備】 シュラフ,炊事具,非常食
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【参考】 アルペンガイド,岳人98年10月号,99年10月号,FYAMATRK北海道東北943,1257
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| 【威勢を放つ粟ヶ岳から親しみ深い白山へロングな縦走】 |
| 年月日 |
1999年11月5日(金)〜6日(土) |
| 天気 |
曇り時々晴れ、朝のうち雨 |
| タイム |
新宿(23:09)=東三条(4:35/6:15)=(バス)=八木前(6:55/7:05)…登山口(7:24/7:30)
…林道終点(7:44)…粟ヶ岳(10:41/11:02)…権ノ神山(12:25/12:38)…小高柳分岐(13:27)
…宝蔵山(14:15)…白山(15:03/15:16)…慈光寺(16:24/17:00)=(タクシー)=村松(17:14/17:20)
=(バス)=五泉(17:35/19:55)=(JR)=津川(20:35)
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守門岳から望む姿が良かった粟ヶ岳、ここから縦走できる越後の名山白山、そしてスラブの岩壁
の魅力を秘める御神楽岳。東京からは遠い山々であるが、土日でこれらを横断形式ではしごする、
待望のプランをいよいよ実行に移した。
夜行で東三条へ行くと、しとしと雨で出だしをくじかれる。早朝からバスがあるので、タクシー
はやめる。バスの運転手はこの時間は回送のようなもんでお客が乗ることはまず無いという。
有り難い存在だった。終点から200mほど先の八木鼻登山口まで行ってくれた。駐車場と
トイレがある。粟ヶ岳登山口への道順のおよその案内もして頂いた。
車道を少し歩き、北五百川のバス停(1日2本)で地元の人に道を確認し、左に入る。
登山者用駐車場と案内板がある登山口があり、さらに林道をたどると林道の終わりに登山者ポストが
切り立った山肌の立派な粟ヶ岳
権ノ神山から振り返り見る
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あり、2台駐車していた。道は沢沿いからスタート。猿飛ノ滝のすぐ上を横切る、スリップに注意。
黄葉の林を抜けて、水場や粟ノ薬師と避難小屋のある五合目を過ぎ、潅木帯になると周囲の眺めが
広がり、草もみじで真っ赤に彩られた道になる。露岩と紅葉の調和に心がなごむ。
正面に三つのピーク、後方に雨上がる新潟平野を望みながら稜線をたどる。岩が露出してやせた鞍部
を過ぎ、登り着いた粟ヶ岳はあいにくガスの中。先も長いので早々に腰を上げる。残念ながら一昨年の
K氏300山達成記念プレートが見当たらなかった。登山者が多い加茂側の貯水池からの道をたどり、
権ノ神山分岐で右にヤブ道に入る。この道に入る人は皆無だが、やはり粟ヶ岳ピストンでは物足りない
と思う。この尾根は結構ヤセていて、ヤブに引っかけてバランスを崩さないよう注意が必要。
ガスが晴れてきて、行く手の白山や銀太郎,銀次郎,夏に行った日本平山など見渡す。
権ノ神山へは急な登り、切り立った山肌の立派な粟ヶ岳を振り返る。権ノ神山から白山へは
戻るように左折して大きく下降、標高600m付近に小乙・上高柳への分岐がある。ここから疲れた体に
きつい登りかえしだ。宝蔵山〜白山の縦走路案内板のところで、刈払いされた尾根道に合流。
丸い山容の白山
宝蔵山付近から望む
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この辺が宝蔵山かと思われるが標識もなく不明。この季節、日没前に下りきれないかもしれない。
道も良くなり、正面に小屋の見える丸い白山を目指してペースを上げる。
白山の頂上は、広々としてゆっくり休むのに好都合。さすがにこの時間では誰も居ない。
頂上の一端にきれいに整備された避難小屋がある。遅くなったらここに泊まることも考えていたが、
このまま下ることにする。下山道が二つあり、どちらが慈光寺への道かわからないが、
より明瞭な、避難小屋前から下っていく道に入る。単調な急降下を飛ばして、コースタイムの
半分強で慈光寺の車道に着いた。もう一方の道も同じく慈光寺で合流している。
お寺でタクシーを呼んでもらって、石段の下で待っていると犬が親しげに寄ってきた。
私が通ったのと別の方の道から白山への登山者数人下ってきた。なついている犬を見て、自分の犬と
間違えられた。駐車場はもう少し下にあるらしく彼らが下っていくと犬もそっちへ行ってしまった。
村松は結構賑やかな城下町、ここでうまくバスに乗り継ぐことができた。つい先日まで蒲原鉄道
というローカル線が走っていた所、廃止になってしまって残念。五泉という大きな町に出て、
銭湯の場所を訪ねて入浴と食事を済ませ、磐越西線で津川まで行って駅で寝た。
津川駅は周囲にほとんど何もない静かな所で、ステーションビバークには好都合だった。
| 【御神楽岳の真髄、岩場の栄太郎新道から本名口へ横断】 |
| 年月日 |
1999年11月7日(日) |
| 天気 |
晴れ、早朝は霧 |
| タイム |
津川(5:30)=(タクシー)=登山口(6:00)…湯沢出合(6:58/7:08)…高頭(8:47/9:07)…湯沢頭(9:43/9:55)
…雨乞峰(10:41/10:47)…御神楽岳(10:57/11:53)…本名御神楽(12:16/12:25)…登山口(14:04)
…林道合流(14:10/14:16)=(タクシー)=会津川口(14:45/15:14)=小出(17:40)
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早朝タクシーで御神楽岳への昔からのコース栄太郎新道の登山口へ(\5700)。地元では蝉コースと
呼ばれており、登山口への最奥集落、蝉ヶ平にちなんだものらしい。蝉ヶ平の長老、熊倉栄太郎氏が
開いたこの道は、かつて回遊コースだったのが、一部廃道になってしまった。
最近室谷からの登山道が整備されたこともあり、運転手さんは登山者がかなり増えたと言う。
紅葉の栄太郎新道
岩肌が全山真っ赤に燃えている
本谷スラブと湯沢の頭
高頭より望む
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広谷川沿いの道は崩れている所もあり少し荒れ気味。テント場と遭難碑のある湯沢出合から
尾根の登りになる。ここは今回のハイライト、左の湯沢スラブと右の覚道沢の紅葉が正に最盛期
を迎え、岩肌が全山真っ赤。瞬時に燃え上がりすぐに散ってしまう自然の営みに正に驚異を感じて
しまう。見上げる岩壁の迫力は谷川岳をも連想させる。
何カ所か鎖やロープを頼りに岩場を登る。中でも両側が切れ落ちて尖った岩稜が数メートル続く
馬の背は慎重に通過しないといけない。これでも昔はもっと尖っていたのを削って歩きやすくした
そうだ。
高頭(こうつむり)に登り着くと、湯沢の頭に突き上げる本谷スラブが眼前に迫る。岩場の淵
馬の背のヤセ尾根
這うようにして慎重に通過
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の稜線をたどって、湯沢の頭へ。やっと目標の御神楽岳頂上が見えた。右側の雨乞峰と双児峰に
なっている。御神楽沢奥壁が大きな広がりをもって迎えてくれた。展望も広がり、飯豊や越後三山
あたりまで見えている。
依然として鎖など設けられた岩稜をたどり、鞍部から最後の登りになる。最後は雨乞峰を巻く道が
つけられていたが、ヤブを漕いでピークへ直接上がった。ここで室谷コースが合流、登山者にも
初めて会った。ひどくぬかるんだ雨乞池から頂上へはすぐ。登山口から5時間かかったことになる。
頂上は多くの登山者で賑わっていた。守門,浅草,昨日の粟ヶ岳,矢筈岳,日本平、等々360度の
山々を確認。この辺の山も少しは馴染み深くなってきた。眼下に広がる燕と水晶の岩尾根
(まるで北アルプスのような命名だ)とスラブも見応えがある。蝉から登った私の後続4人パー
ティーも到着した。
下山は福島側の本名口へ。これまでの岩稜とはうってかわった歩きやすい道だ。本名御神楽岳で
展望の見納めをして、避難小屋を経て霧来沢登山口へ。沢に出てからが、滝を巻いたりして
思ったより長かった。こちら側の紅葉はあまりパッとしない。やはり栄太郎新道の下部の紅葉は
見事だったと改めて思う。登山口から最悪は只見線の駅まで歩くことも考えていたが、先行者が
予約していたタクシーに便乗することができ、1日3本の超ローカル線に揺られて、
その日に余裕を持って帰ってくることができた。
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