毎年GW恒例のマイナー雪山縦走にいつものメンバーで、今年は旧道の栗子トンネルから栗子山へ、さらに北へ分水嶺の縦走を試みた。３泊４日の期間中快晴に恵まれ、東北の山々の展望を満喫できた。今春は記録的な暑さで雪解けが早いのが心配であった。栗子トンネルまでは歴史街道のハイキング、林道には結構雪が残っていた。栗子トンネルから栗子山まで雪は少ないものの踏み跡と目印に導かれて登れる。山頂付近は風に飛ばされるのか雪は皆無。
　栗子山山頂から北への縦走は情報が無く未知の世界。藪のなかを少し進むと広い残雪の上に出て、福島側の雪の上を歩けるので、部分的にやせた部分の藪こぎがあるものの概ね快適。夏道に出て駒ヶ岳を往復、中ノ沢峠で夏道は下っていき、この先鳩峰峠までは残雪がほとんど無く厳しい藪こぎ。計画は最長、二井宿峠までを目指していたが、この藪では無理と見て、踏み跡がある龍ヶ岳を往復して鳩峰峠から冬季通行止の国道を歩いて山形側に下山した。

栗子山の稜線と吾妻連峰

豪士山の先から歩いてきた山々をふり返り見る

五郎山・峠田岳・蔵王連峰