山スキー 月山北部 虚空蔵岳
【月日】 2018年4月13日

 ずっと前に雑誌で、月山の北側に連なる幻の尾根の主峰で、10年に1,2パーティぐらいしか登山されないと紹介されていて興味をそそられた山。最近Webの報告も見つかるようになり、標高1090mの低山だが登り甲斐はありそうで、日帰り単独山スキーに挑戦。ちょっと遠いので前日は車でゆっくり移動し登山口の発電所を確認。出だしの発電所のパイプ横は地面が露出しているが何とか雪を拾って進めそうだ。
 当日は予想に反し曇り空(前日は快晴だったのに!)、山頂に立った時はガスの中で展望皆無だったのは残念。出だしと途中尾根がやせた2箇所でスキーを脱ぎ、それ以外は私のへたり気味のシール+スキーアイゼンで進む。995mピークの先の稜線はスキーでは厳しそうなのでスキーデポしてつぼ足で進む。1050mピークの登りは雪庇の崩壊を避けて右寄りへ行くと雪も安定し登り易かった。先の小ピークを越え最後にクレバスの開いた急斜面を藪こぎも交えて恐る恐る進んで山頂に立った。995mへ戻りスキー装着。滑降は雪も締まって快適であった。尾根が痩せたところはしばらくスキーを脱いで歩く。下部は滑りやすそうなルートを探して進み、時々GPSで位置を確認。パイプ右横の斜面に出るがこの先は落葉に埋もれて板が滑らないので観念してスキーを脱いだ。天気は残念だったが、やや難所もあって山スキーとしては良い経験になった。

995mピーク手前から虚空蔵岳の稜線を望む

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