飯豊連峰 西俣ノ峰〜頼母木山〜杁差岳〜北股岳〜門内沢
年月日  2002年5月1日(水)〜2日(木)
メンバ 単独
装備 ピッケル,アイゼン,プラブーツ,避難小屋泊
参考 2.5万図「長者原,杁差岳,飯豊山」,アルペンガイド,ホームページ「ヒロタンの山行記録」,
Nifty FYAMAALP 山岳スキー,岳人01年4月号,他
天気 1日 曇りのち晴れ,2日 晴れ
タイム 梅花皮荘(5:50)…西俣ノ峰(9:40/10:00)…頼母木小屋(15:00//5:18)…杁差岳(7:00/7:25)
…頼母木小屋(9:04/9:40)…地神山(10:51/11:10)…北股岳(13:08/13:32)…門内小屋
(14:10/14:22)…石転沢出合(14:58/15:17)…飯豊山荘(17:18/17:24)…=梅花皮荘(18:25)

 上越の縦走に続けて飯豊へ。第一に300名山の杁差岳を目指し、山スキーもやろうかという考え。移動日兼休養日となった30日は終日雨、ラッキーなことに翌日からまた天候回復傾向のようだ。飯豊山荘へは、まだ落石の為か車両通行止だったので、スキーは置いて西俣ノ峰から入ることにする。前日に川入荘のおやじさんに道を教えてもらった登り口のテープを確認。ところがその先の道が無く、強引に尾根を登ってしまった。正しくは右へ沢を渡渉して隣の尾根に取付くようだ(後で確認)。間違えた尾根のかすかな踏み跡をたどり、途中垂直の壁に阻まれるも木につかまってなんとか越え、正しいルートの尾根に出た。
 西俣ノ峰からも尾根を忠実にたどる。痩せた所は雪が切れてヤブが出ているので時間がかかる。雲がとれて青空に飯豊の稜線が映えている。眼下に通行止の崖沿いの車道が見下ろせ、除雪も完了し車でも通れそうに見える。スキーの為にあるような広い雪の斜面を登ると稜線の雪は消え、ハイマツの海のヤブ漕ぎになる。ここが最も苦労させられた。冬期ルートのこの尾根は時期的に遅すぎたようで、頼母木小屋まで予想以上に時間がかかった。誰もいない小屋で、眼前の地神山の岩肌,雲上の朝日連峰,明日目指す杁差岳など展望に恵まれ、ワインの味も格別。
杁差岳
頼母木小屋付近から
朝日連峰
頼母木小屋付近から
 翌朝快晴のパノラマの中、小屋に荷を置いて杁差岳へ。夏道が出ている部分が多く、昨日今日と東北の山では珍しく風も無く快調に進む。二王子岳から門内岳までの道の無い稜線がすべて見渡せるのが良い。杁差の小屋に、昨日大石から東俣経由で入ったという単独の人がいた。杁差岳からはひときわ高い飯豊本山を今山行では初めて目にし、さらに雲海の上に朝日連峰をはじめ蔵王や吾妻方面、新潟の山々から谷川連峰方面まで視界が広がり凄いものだと思う。眼下の低い山にも岩場があっておもしろそうなのがある(名前が不明だが)。
二王子岳(右)から門内岳へ続く 道無き稜線 鉾立峰からの展望、写真の左端が二ツ峰付近となる
 頼母木山から地神山を経て門内岳へ、誰一人会わず快晴の山を独占か。この先飯豊本山への稜線はかつて夏に歩き済みだ。門内沢を覗きこむと下れそうなので、落石が多いという石転び沢をやめて門内沢を下ることにする。その前に空身で北股岳をピストンした。北股岳まで結構距離が長くて、やはり荷物デポせず石転び沢にすべきだったと後悔する。北股岳でも大日岳をはじめとした飯豊のパノラマを満喫。石転び沢から1人登ってきた。閉まっているゲートから日帰りでピストンとのこと。
どっしりした山容の大日岳
北股岳から望む
門内沢を上から覗きこむ
下ってみると見た目より急だった
 門内小屋からフィナーレの大下降。ここはスキーがとても恋しいが、これまでの行程を担いでくるわけにもいかない。上部はかなり急でアイゼンも付けていないので慎重に下る。雪崩と落石にも警戒必要。石転び沢出合いまで来るとひと安心。見上げると小屋を目指す登山者もいる。先の単独氏が前方にいるのでルートの心配が無い。滝沢出合からしばらく下ったところで左の登山道に上がった。高巻きなどあって長い道のりにだいぶバテてきた。ペースダウンして先行氏からもかなり遅れてしまう。飯豊山荘からの車道歩きがまたつらく、頻繁に休みを取る。あと30分ほどと思える所で、工事か何かの車が拾ってくれた。この人に明日の3日からゲートが開くと伺う。
 車に拾われたおかげで、梅花皮荘の露天風呂に時間ぎりぎりで間に合った。大変疲れたので、ビールとつまみ程度の夕食もそこそこに、この場に車中泊。翌日ゲート開いたとは言え、スキーをかついでまた梅花皮小屋まで登り返す元気は無い。明後日は天候も下り坂と見て、スキーできなかったのが心残りだが、これにて帰路につくことにした。

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