佐久の山はしご「茂来山・四方原山・御座山・天狗山・男山」
【月日】 97年10月25日(土)〜26日(日)
【メンバ】単独
【装備】 1人用テント・シュラフ・炊事具・五万図(十石峠,金峰山)

年月日 1997年10月25日(土)
天気 晴れ(かすみ)
タイム 東京(6:20)=(あさま501)=佐久平(7:40/7:48)=(小海線)=羽黒下(8:30)=(タクシー)=
霧久保沢登山口(9:28/9:38)…茂来山(11:08/12:10)…赤羽の頭(13:47/13:53)…
四方原山(14:58/15:12)…白岩(16:35)(少し上の空地に幕営)

【長野新幹線開通で近くなった佐久の山々】
 新幹線の恩恵を受けて、従来夜行のコースを朝起ちで出かける。佐久平駅では小海線 にうまく接続、八ガ岳など目指す山姿の人が大勢乗換えの為下車した。今回は御座山を 中心に前後の山をつないで歩く欲張ったプラン。白岩の民宿「御座山荘」が休業とのこ とで、テント持参しての長距離歩行となり、歩くトレーニング山行にもなった。

【本日の来訪者が一同に会す】
 羽黒下駅で下りたもう1人の登山者とタクシー同乗させていただき、ゲート前の営林 署小屋がある登山口へ。この方は小平から私と同じ新幹線で来られ、白岩まで縦走後日 帰りで帰るとのこと。登山口では茂来山往復に車で到着の群馬の御夫婦とも一緒になっ た。今日の茂来山来訪者はこの4人のみだった様子。
 林道を行き貯木場の広場から登山道に入る。付近の紅葉の名残りを鑑賞しながら、カ ラマツの葉が降り注ぐ道をゆっくり歩いていく。結構急な道を登りきると尾根に出て槙 沢からの登路と合流。北風が冷たい。頂上へはほんのひと登りだ。

【思ったより人が訪れている茂来山】
 頂上は風当たりも弱かったのでゆっくりする。先行の単独行氏はもう先へ向かったよ うだ。皇太子登頂記念碑や、千葉の登山者が残した1000山40000km目標プレートや、茂 来山を愛する会の署名箱等、不遇な山にしてはいろんなものが有る。霞んではいるが八 ヶ岳や南ア北部や荒船山ぐらいまで見えた。奥秩父や浅間山方面はどんよりして判然と しない。明日到達予定の天狗山男山が遥か遠くに見えるが、はたして行けるかどうか。

【四方原山へはやや難路】
 この先、か細い道が続いている。岩場を赤テープ目印に従い右へ巻く。右側が切れ落 ちた岩場の上の道を行くと小ピークで、木の間から御座山と金峰・瑞垣方面が眺められ る。次第に笹が道を覆うようになる。道が左に曲がると広い尾根に出て左右に道が有る 感じになる。右に道をたどっていくと赤羽の頭。
 のんびりし過ぎた感じなのでペースを上げる。笹が刈払いされて所々道路標識のよう に大きく不似合いな道標がある。四方原山に近づくと平らで尾根が広くなって、道がわ かりにくい所があった。四方原山三角点は、カラマツ林の中に部分的に開けた草地の中 でここにも大きな道標がある。

【人情味豊かな山村】
 白岩へは少し尾根を歩いてから沢筋へ分岐する道に入る。はじめは猛烈な急坂だ。林 道に出て、前方に秋色の堂々とした御座山を眺めながら下る。白岩の人たちはとても親 しげに話しかけてくる。バス停前の製材所の方に断って、少し上の空地に幕営させても らった。付近の酒屋の場所を訪ねると、遠いからと缶ビールを頂いてしまった。日が暮 れると星空が美しかった。

年月日 1997年10月26日(日)
天気 晴れ(北寄りの風強い)
タイム 白岩(4:50)…御座山(8:02/8:40)…栗生(10:02)…二川(10:43)…馬越峠(12:01)…
天狗山(12:42/12:53)…男山(14:14/14:22)…信濃川上駅(15:42/16:38)=
小淵沢(17:20/17:41)=八王子(19:02)

秋色の御座山

四方原山から白岩部落へ下っていくと前方に堂々たる山容が広がる。

天狗山と男山 御座山頂上から眺める。後方は南アルプス。

【御座山頂上の展望を満喫】
 長い行程に挑戦。ヘッドランプをつけて林道を歩き出す。開墾畑の中を1時間で車道 終点の登山口、車数台の駐車スペースがある。シャクナゲのトンネルのような道を歩い て絶壁の上の頂上へ。この時間では誰も登ってくる人はいない。北風がやや強いが、今 日の展望はバッチリだ。浅間・妙義・奥秩父・八ヶ岳・南アに加え、西上州が一望のも と。両神山の手前に諏訪山やチョウスゲあたりが重なって見えている。昨日は大きく見 えた荒船山がずいぶん小さく見える。さすがに北アや妙高方面は曇っていて見えない。

【長い車道歩きにもめげず】
 不動滝を経て栗生への道を下る。日曜日とあって多くの登山者が登ってくるのに会っ た。続けて栗生坂の車道を二川へ歩くが、この道は工事で車両通行止めになっていた。 付近の山は岩峰が紅葉に彩られて、車道歩きもそれなりに楽しめる。のんびりした休日 の二川の山村(中島へバス便有)を抜けて舗装道路を馬越峠へ向かう。登りで距離が長 く、ショートカットもできず辛いところだ。途中下ってくる単独ハイカーを見かけた。

【思ったより手ごわかった天狗山と男山】
 馬越峠は、天狗山往復のハイカーの車で混雑していた。天狗山へは疲れた身にこたえ る300m程の急な登り。頂上では既にピストンの人は下山して誰にも会わなかった。男山 へ向けて先を急ぐ。急な絶壁の上から左を巻くように道がついている。所々やせた尾根 を注意して忠実にたどっていく。数パーティとすれ違った。振り返ると天狗山の岩場が 迫力ある姿で聳えている。男山まで結構上下も多くて時間がかかり、テント装備の荷物 に疲れた体には堪えた。

【男山はスピード登山では勿体なかった】
 信濃川上への下山道分岐点から男山を空身でピストン。頂上に着くと、絶壁の上から 遮るものなく八ヶ岳のパノラマが広がり、実に感激的。はるばる来た茂来山と御座山を 振り返り、かつて歩いた横尾山から飯盛山の尾根を間近に望むことができた。飯盛山頂 上付近までスキー場ができてしまったのは残念。広くて気分の良い頂上でゆっくりした いところだが、時間も遅いのであわただしく下山となる。天狗山と男山はこんな忙しい 山行でなく、もっとゆっくり楽しむべき山であった。
 車道に下り着いてから左に大回りして千曲川を渡って川上駅に到着。駅前のひぐれ食 堂でビールと\900の定食。おかずの量がとても多く大満足だった。小海線ではのんびり 八ヶ岳の夕暮れの車窓を楽しみ、通勤電車並みに超満員のスーパーあずさで帰京。

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