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台高 大杉谷〜大台ヶ原 沢登り 東ノ川シオカラ谷
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| 年月日 |
2002年9月22日(日)〜24日(火) |
| メンバ |
単独 |
| 装備 |
軽登山靴,渓流靴,ハーネス,ヘルメット,補助ロープ |
| 参考 |
エアリアマップ「大台ヶ原」,近畿の山日帰り沢登り,Nifty FYAMAALP沢登り,
台高の山と谷,分県登山ガイド「三重県の山」,ホームページ「沢雪山歩」,「いろり」,他
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| 天気 |
曇り(22日),曇りのち晴れ(23日),晴れ(24日) |
| タイム |
富田(7:40)=(急行)=松阪(8:35/9:00)=(バス)=大杉(10:52/11:00)=(船)=第二乗船場(11:24)
…千尋滝(13:35/13:53)…桃ノ木小屋(15:58//7:00)…堂倉滝(9:40/10:10)…粟谷小屋
(11:20/12:08)…日出ヶ岳(13:55/14:13)…三津河落山(15:23/15:41)…大台荘(16:25//7:45)
…西ノ滝下(9:56/10:18)…高倉滝(12:38/12:49)…東ノ滝(13:28/13:40)…吊橋(14:12/14:25)
…大台荘(14:58/16:15)=(バス)=大和上市(17:55/18:09)=(特急)=四日市(20:28)
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これが三重から引越す前の最後の山行になるであろう。大杉谷から大台ヶ原へ通常と逆の登りコースを選び、頂上にもう一泊して東ノ川シオカラ谷で締めくくるというものだ。本当は東ノ川や堂倉谷などの大台ヶ原のスケールが大きい沢に憧れているのだが、単独では手ごわすぎるので、今回のコースで少しでもその雰囲気に近づきたいと思った。
バスと渡船で大杉谷の登山口へ、1日目は探勝コースをゆっくり桃ノ木小屋までだ。最初から大日ーの珍しい自然の造形に目を奪われる。猪ヶ淵付近の景観も気に入って長いことその場に佇む。前後して歩いているアベックもここで陣取って動こうとしない。淵の奥にニコニコ滝が樹木の合間から覗き見えるのも良い。岸壁を削ったスリルある歩道、これが無いと深い淵や大岩に埋もれた河原の遡行は大変な労力を要するはずだ。平等ーの100mもの岩壁を見上げるようになるとまもなく小屋に到着。こんな深い谷にあって大きく立派なのに驚かされる。
大杉谷 猪ヶ淵
エメラルド色の水がこの上なく美しい
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翌日も頂上泊予定なのでゆっくり歩ける。七ツ釜滝,光滝、隠滝、それぞれ個性豊かだ。そして迫力満点の堂倉滝、しぶきも凄ければこんな大きな釜もめったに無いだろう。ここから始まる堂倉谷の遡行にも想いを馳せる。道を戻り遡行の入口となる堂倉滝の巻き道を探し、少し登ってみたりした。他に西谷,粟谷など本に紹介されている沢にもここから入ることになる。
大杉谷 隠滝
見れるのは探勝路吊橋の恩恵
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堂倉滝からは谷に別れを告げ、単調な登り道へと変わる。登山道から谷を見下ろしても、樹木に包まれてその様子はほとんど伺い知ることができない。途中の粟谷小屋に寄り道、小屋番のおばさん1人だけで静けさが漂う。一般登山者でもここまで車で入れるとは驚き、関西の沢屋さんのアジトという雰囲気は感じられなかった。
シオカラ谷から西ノ滝を見上げる
滝見尾根からの下降点にて
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ようやく大台ヶ原らしい草原が見られるようになるとまもなく日出ヶ岳。いつしか空が晴れ渡り360度の展望、前回初めて訪れた時も快晴だった。まだ時間も早いので、遊歩道は避けて尾根伝いに鹿道を歩いて川上辻から三津河落山まで足を延ばしてみた。遮るものない草原は台高の山々の最高の展望台だ。登った山、まだ登っていない山の姿を確かめる。
今宵の宿、大台荘の大部屋は、日本山岳会員でかつて大阪わらじの会にいたというベテランの親父さんと私だけ。4日ほどここに滞在して、若い連中を連れていくために尾鷲辻から南に伸びるヤブ尾根や沢への下降路を偵察中と言う。付近の沢の話など興味深く伺うことができた。機会あれば私も東ノ川などへ連れて行ってもらいたいものだ。
東ノ滝(25m)と手前4m滝
シオカラ谷遡行のフィナーレ
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最終日はいよいよシオカラ谷、滝見尾根を下り東ノ川の源流部だけを遡行する。吊橋からの道はヤブが深いという親父さんのアドバイスに従い、一旦尾根に登ってから下るが踏跡はわかりにくい。吊橋からの道に出ると迷うことはなくなる。展望台から中の滝と西の滝の全貌が望め、その落差の大きさは感動もの。谷に下りる最後の所で道を失い、一旦登り返して少し上流側に下りた。頭上に二段に分かれた西ノ滝が飛沫を上げ、谷は小さなビルくらいある大岩で埋め尽くされ、所々完全遡行者のために固定ロープが架けてある。下流にはもっと迫力ある景観が続いていると思われる。
レポートにはペンキの印だらけとあるが、消されたのかほとんど印が無い。進路に迷いながら進むので時間がかかる。3段18m手前のゴルジュは水に漬かると超冷たい、戻って右を高巻く。なるべく水流に近いところを狙って進み、何箇所か行き詰って巻く。巻きだすと大岩の迷路のように右に左にルートを求めて進むことになる。トユ状2段滝の左を巻き、数本直登し、狭い岩溝を抜けると高倉滝15m。大きな釜をもち蛇行気味に流れる滝、右に明瞭な巻き道がある。さらに数本滝をこなすと東ノ滝25m。手前の4m滝の右側を登り直下まで行く。樋状にえぐれた岩溝を水流が勢い良く落ちる。右側の岩壁は登れそうに見えるが、ここは確実に4m滝の下までもどって(下降は少々いやらしかった)山岳会の目印の所から滝見道に上がる。
あとは緩やかなナメを歩いて吊橋に到着。今回も思ったより時間かかったが、日帰りでこれだけ楽しめれば申し分ない。大台荘の食堂では親父さんが先に一杯やっていて、一緒に乾杯し本日の成果を情報交換し、平日の午後は1本しか無いバスで帰路に着いた。
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