奥美濃 沢登り 土蔵谷〜土蔵岳
年月日  2001年6月17日(日)
メンバ 単独(マイカー)
装備 渓流靴,軽登山靴,補助ロープ(使用せず)
参考 2.5万図「美濃川上」,近江百山,ホームページ奥美濃50座,美濃の山(第一巻),他
天気 曇り時々晴れ
タイム 自宅(4:50)=関ヶ原=木之本=土蔵谷林道P(7:45/8:00)…入渓(8:57)…稜線930m
(11:25/11:31)…土蔵岳(11:42/12:05)…(往路戻る)…林道P(15:25/15:38)=自宅(18:05)

 三国岳と金糞岳の間の道無き国境稜線に土蔵岳という山名の山があり、昭和40年まではこの山に鉱山村があった。1000m程の目立たない存在ながら、近江百山やマニアックな奥美濃の山の本には紹介されている。稜線の登路はヤブに埋もれ、主に土蔵谷か上原谷を詰めて登られているようだ。土蔵谷は特に悪場も無さそうなので、易しい沢登りをして頂上を狙うことにした。
奥美濃の深い緑の谷を行く
小滝が連続し、幾つかは巻く
 国道303号の土蔵鉱山跡と書かれた出合いから林道に入る。精錬所の廃墟が右に見られ、なかなか大規模なものだ。林道はかなり荒れているので途中で駐車して歩くことにした。二俣橋手前にスペースがありここまで何とか車も入れる。この二俣で右側の林道に入るのだが、入口が崩れていて見逃してしまい橋を渡って左の林道を直進してしまう。林道終点で方向を確認して間違いに気づき引き返した。右俣にも林道が続き、坑道跡の名残りが感じられるが、今はめったに人も入らないのだろう。
 堰堤を過ぎ踏跡が消えたところで、渓流シューズになって沢歩きを開始。ヤブ沢気味でクモの巣だらけなのには参る。500m二俣で左にジョウレ谷を分けて右のコウブキ谷に入る。ここまでは滝らしい滝はなかったが、555m二俣を左に入ると2〜5mの小滝が連続し、いくつかは直登できずに軽く巻いた。この辺りは「近江百山」の記録とはずいぶん様子が異なる。
 水量が減ると傾斜がきつくなり、右手の小尾根に逃げた。崖のような急登を木をつかんで強引に稜線に這い上がる。目印をデポし、藪山としてはまあ明瞭な踏跡を左にたどるとすぐに猫ヶ洞への尾根分岐を過ぎ、2つ標識がある土蔵岳に到着。ここより高いピークの大ダワや猫ヶ洞へ続く尾根は藪が深くて、相当の苦労を要すると思われる。下りはほぼ往路を忠実に戻った。
 土蔵岳の頂上は三角点も展望も無く、虫がうるさくて、実につまらない所だった。何でこんな所に来たかというと、やはり山名の重みにひかれたのだろう。クモの巣と摺り傷だらけになりながらも、誰にも会わない奥深い沢歩きを楽しめて満足の1日であった。ヒルの被害もなかった。

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