上越 白毛門山〜巻機山 残雪期縦走 (WASTER CLUB)
年月日  2002年4月27日(土)〜29日(月)
メンバ WASTER CLUB Oさん,Kさん,Tさん,Iさん,私
装備 ピッケル,アイゼン,プラブーツ,スコップ,テント2張,2泊+予備食料
参考 アルパインガイド「谷川岳・越後三山」,岳人97年4月号,他
同行者
報告
http://www.asahi-net.or.jp/~MV2S-KTHR/index.htm 「三百名山めざして」
天気 27日 曇り時々晴れ,28日 曇りのち晴れ,29日 晴れ
タイム 上田(6:27)=土合(9:14/10:24)…白毛門山(14:45/15:20)…笠ヶ岳手前鞍部(15:47//5:48)
…朝日岳(7:45/8:00)…大烏帽子山(9:48/10:00)…檜倉山池塘(11:45/12:25)…柄沢山の先
(15:25//5:45)…巻機山(8:50/9:23)…清水(12:50/13:47)=六日町(14:17/14:42)=土合(15:30)

 恒例メンバーによるGW残雪期山行、今年はKさん企画でこのコースに決まった。私はこの山行の後、飯豊へ続けるため前夜車で四日市を出発。上田で長野組みと合流、さびれた土合駅には待ち合わせの1時間前に到着。列車組み到着にてメンバー5人揃い早々に出発、都合三回目になる白毛門への急坂に挑む。早くも石楠花など咲きほこり、今年は暖かいので山の上の雪が溶けてないか心配。曇の中に隠れていた周辺の頂きが少しずつ姿を現し、木の間からそれなりの残雪を確認でき少し安堵する。右手の白毛門沢にナメ滝がかかり、山頂へ突上げる岩場まで沢の全貌が望める。久しぶりに見た上越の沢は、パッと開けて明るいなあと思う。
均整のとれた大烏帽子(左)と朝日岳(右)
檜倉山の肩から望む
 松ノ木の頭から先は、谷川連峰の視界がどんどん広がっていくのが楽しみ。マチガ沢や一ノ倉沢は雪崩跡で黒ずんで融雪が早いことを思わせるが、七ツ小屋山方面へ目を転じると稜線は真っ白で、積雪は申し分無い。白毛門手前は急坂、皆はピッケル頼りに雪上をトラバース気味に登り、私だけ雪の無いガレ場を登ったら浮石が動いて手を切ってしまった。油断大敵ヒヤリハットと呪文を唱える。笠ヶ岳手前、谷川岳を望む広い平坦地に幕営。快適な場所ですぐに祝宴と相成る。
 笠ヶ岳から朝日岳へは、尾根がヤセて夏道がかなり出ていた。学生時代夏に来た所だがあまり記憶に無い。
柄沢山(左)へはだらだらと長い登り
右には巻機山から丹後山方面へ続く国境稜線
朝日岳山頂は時折ガスが沸いて、行く手の山々も雲間にぼんやり判然としない。難路と標された道標のある分岐点から、巻機への縦走路に初めて足を踏み入れる。広い雪原は楽しめる。右手はナルミズ沢の大斜面、宝川温泉へのスキー滑降も素晴らしいだろう。大烏帽子山を越えるとヤブが出てきて一度ルートを間違えたが、残雪のおかげでこの先のヤブもさほどの苦労は無かった。天候が回復してきて、尾瀬から平ヶ岳を経て巻機への長大な国境稜線が見えてきた。手前に目立つ山容の山は、岳人マイナー名山の赤倉岳だろうか。今後訪れることができるのか定かではない秘境の山々に思いを馳せる。
 檜倉山は眺めの良い湿原で大変気分良い。大烏帽子山の均整とれた山容が印象的。テント出したいのを我慢して重い腰を上げる。
雄大な巻機山が近づいてきた
エガシラ山付近にて
大きなクレバスを横目に幅広の雪の上を歩き、疲れた体に堪える長い登りで柄沢山を越える。先は平坦で幕営地に事欠かない。ハイマツの影に幕営の4人パーティーに会い、我々は少し先の鞍部までとした。
 翌日はドカンピーの快晴、上越国境の展望はほしいままである。前方に横たわる巻機山、存在感の有る山だ。ニセ巻機と米子沢も気にしつつ、頂上の広大な雪原に入っていく。山の大きさを感じながら延々歩いてやっと頂稜に出る。苗場や妙高方面、越後三山の姿も久々に目にして、最後の展望を満喫。スキーならどこでも滑れそうな雪原を後にして、登山者,スキーヤー,ボーダーが大勢登ってくるのを尻目に、靴滑りでどんどん下る。樹林帯に入ると雪も消えがち、新緑と天狗岩の景観は最後まで飽きさせない。昨年までに比べると、1日も雨に降られず危険箇所も無かったので、あまり緊張せずのんびりできた山行であった。清水ではバスの時間まで民宿の食堂で乾杯、"山菜だらけそば"など、山菜尽くしであり、これまた満足であった。

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