奥只見ダム〜村杉岳〜大川猿倉山
【月日】 2019年4月27〜30日

 GW連休恒例となっている、残雪期の秘境の山旅。今年は田子倉湖に突き出した村杉半島と呼ばれるマイナーな山域を目指すことになった。「山の本」の「日本の秘峰」シリーズに、4月に奥只見ダムから横山までを2日間で往復した記録があり、最大5日間の日程をとって同じコースに臨んだ。しかし今回はより困難なコンディションに阻まれて、4日間で大川猿倉山までの往復となった。
 1日目の夜には降雪があり、翌日は20〜30cmのラッセルで時間がかかった。冬季の降雪が少なかった為か、尾根の雪庇が下にズレ落ちて藪こぎの箇所が多かった。そして大川猿倉山の少し先で垂壁に阻まれ、ザイルが無いと通過できないと判断し、ここで引き返すことにした。雪の量が多ければサイドを回り込んで通過できるものなのか不明。ただ、中2日は天気に恵まれ、以前縦走した未丈ヶ岳〜毛猛山や会津朝日〜丸山岳〜会津駒の稜線をはじめとした周辺の大展望が堪能できた。また見事なブナ林の中で日々表情を変える山の中のひと時を楽しむことが出来た。問題とされている、林道が崖っぷちを通過するブロック雪崩危険箇所は、トラバースでそのまま通過している人もいるようだが、我々は樹木を頼りに河原へ降りて危険箇所を避けて通過した。

村杉岳から大川猿倉山へ向けて縦走
大川猿倉山直下の斜面で幕営

横山への稜線と守門・浅草

村杉岳からたどった尾根と越後駒から尾瀬への国境稜線

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