残雪期 白砂山〜佐武流山〜苗場山 縦走
年月日  2001年4月28日(土)〜30日(月)
メンバ WASTER CLUB Oさん,Kさん,Tさん,Iさん,私
装備 ピッケル,アイゼン,プラブーツ,スコップ,ロープ,テント2張,2泊+予備食料
参考 2.5万図「野反湖,佐武流山,苗場山」,NIFTY FYAMAALP雪山463,706,
岳人97年4月号,他
同行者
報告
http://www.asahi-net.or.jp/~MV2S-KTHR/index.htm 「三百名山めざして」
http://club.pep.ne.jp/~itomsa/ 「Mt.View from Highway 感動の山行記」
天気 28日 晴れ,29日 晴れのち曇り,30日 雨のち晴れ
タイム 長野原草津口(9:59)=野反湖(10:45/11:05)…堂岩山(14:28/14:48)…鞍部テント場(15:25//5:45)
…白砂山(6:20/6:40)…佐武流山(10:56/11:45)…赤倉山手前テント場(15:40//6:20)
…苗場山(10:05/10:22)…神楽ゲレンデ(12:40/12:52)…〜みつまたロープウエイ(14:10)

 これまで何回か計画しながら実行に移せなかった佐武流山の縦走。今年GWは、私がWASTERの幹事を約束して、遂に白砂山から苗場山へ縦走し神楽スキー場へ下山する計画を実行に移した。まずまずの天候に恵まれ、強力な同行メンバーに支えられて無事目的のコースを走破できた。
佐武流山へ続く縦走コース
白砂山頂上より
同行者の詳しい報告も公開してくださったので、そちらも参照してください。
 今年も残雪の量は多かったので、概ね雪の上の快適な歩行が楽しめた。見た目は悪そうでも、昨年の笈ヶ岳のようにクレバスや雪庇の通過に苦労することもあまりない。ヤブ漕ぎは、赤樋山の手前鞍部付近,赤樋山の先の岩場付近,佐武流山の先最低鞍部からナラズ山への登りの前半部分くらいだった。こういうところは雪を踏みぬいて苦労するが、大部分はIさんが先頭に立ってくれて感謝。
 白砂山から佐武流山ピストンするパーティーは多く、尾根の途中にテントを数張り見かけた。佐武流山では月夜立岩付近の林道から、新しい夏道とも異なるコースで日帰り往復のパーティーに会った。佐武流山から神楽峰までの間は、天候が崩れたせいか誰にも会うことがなかった。
 印象に残ったシーンは、白砂山へ登るまでの間、野反湖の反対側に連なる志賀方面の山。岩菅山から烏帽子山にかけて、こちらから見ると岩壁を随えて見応えあり。
だだっ広い苗場山と赤倉山(右)
ナラズ山から望む
そして終始望んだ佐武流山の姿、山頂はシラビソの中の緩やかなピークにすぎなかったが、山頂を越えるとまた高く大きな姿を見せてくれた。佐武流山も、頂上よりは登る過程に楽しみがある山だ。
 3日目は雨とガスのため、赤倉山の下りは地形図と磁石が頼りであった。苗場山の頂上台地を登っているうちにガスが晴れてきて、妙高連山などが見えてきた時も感動ものだった。苗場山からの急斜面の下りは今回最大の難所。夏道が出ているところは良いが、下が切れて高度感のある短い雪壁、岩場を巻いて急斜面のトラバース、と滑落に注意して慎重に通過。念のためTさんに準備いただいたロープは使わずに済んだ。
 神楽峰からはスキー/ボードの世界、ゲレンデに入ると登山者は肩身が狭い。でもはるばる来たんだという達成感が良かった。以前に、小松原越の山スキー講習会で来たことがあり懐かしい。ゴンドラから三俣ロープウエーまでの間、スキーだとすぐの印象だったが、登りリフトに乗せてもらえず、歩いて登り下りするとずいぶん遠くて、もう二汗もかいてしまう。最後に三俣民宿村で、打ち上げの乾杯と食事となった。

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