山スキー 頚城(海谷山塊) 昼闇山
年月日 2004年4月10日(土)〜11日(日)
メンバ Kさん,私
装備 山スキー,兼用靴,シール,スコップ,ピッケル,アイゼン,テント,炊事具
参考 2.5万図「越後大野,湯川内」,岳人97年4月・98年4月・99年5月号,
山スキールート図集1,ホームページ「YASUHIROのマウンテンワールド」「山gorogoro」
「安曇野山椒魚倶楽部」「やまやろうin魚津」「静かな山旅のページ」,他
同行者
報告
http://www.asahi-net.or.jp/~MV2S-KTHR/index.htm 「三百名山めざして」
天気 晴れ(10日),朝曇りのち晴れ(11日)
タイム 自宅(4:40)=焼山温泉=林道終点(11:22/11:52)…昼闇谷(13:45/14:00)…吉尾平(14:50//5:00)
…鉢山コル(7:12/7:28)…1610mピーク[スキーデポ](7:57/8:10)…昼闇山(9:30/10:28)
…コル[鉢山途中まで往復](11:28/12:45)…吉尾平(13:17/13:47)…昼闇谷(14:26/14:32)
…林道終点(15:03/15:24)=焼山温泉(15:32)

 99年に海谷山塊の山スキーに出かけた際(報告済)、登れなかった昼闇山(+鉢山)に再挑戦することにした。日帰りで登った報告もあるが、余裕を持って山中一泊で出かけた。前回の時より積雪はだいぶ少なく、最初の渡渉点手前の林道終点まで車で入れた。歩いてきたショートスキー3人組が先に向かう所だった。渡渉は泥沼地獄かつ水量多く厳しそうで、工事の為なのか足場の悪いブリッジがあってそこを渡り、対岸の急斜面でも踏み抜きに苦しむ。初っ端から難所であったが、その後はスキーを履いてアケビ平のトレースに従って順調に登る。途中単独のスキーヤに会い、日帰りで鉢山を目指すも雪が悪いので登頂は断念したとのこと。
 先行トレースは昼闇谷の右岸を登って行く。昼闇谷へ下りる適当な場所が無いので先を見に行く。トレースは少し上流で谷に下りていた。谷はクレバスが多く開いているので、我々は吉尾平を目指すために少し戻って一度スキーを脱ぎ、ブリッジになっている雪の上に出た(確か前回もここで沢を渡った)。
正面に鉢山を見ながらシール登行
吉尾平からはシールに適した傾斜が続く
テント場に適した平坦地を横切り、次の沢はかろうじて残るブリッジまで下ってスキーのまま渡る。前回は下らずに急斜面をトラバースしたが、樹の周りなど雪がだいぶ無くなっていて今回は無理。二俣から右の沢に入ると、ここも前回無かったクレバスが多い。クレバスで行き詰った所で右に上がると吉尾平最下部の平坦地に出た。展望良く水も得られる良い場所で、泊り場に決定。ここまで前回とほぼ同じルートで懐しかった。前回は平坦地を横切った別の沢筋で幕営して前烏帽子までピストンした。
 翌朝は重荷から解放され、烏帽子・阿弥陀・鉢山の展望を楽しみながら、コルまでシールに適度な傾斜の谷を進む。2箇所ほど浅い谷状を横断する(前回は無かった気がする)。前回引き返したコルに登りつく。尾根側からトレースが登ってきて鉢山へ向かっていた(ルート図集のコース)。我々はまず左に昼闇山を目指す。特に問題なく1610mピークに登りつき、昼闇山が前方に現れる。急斜面を登るパーティーも見える。この辺から望む昼闇山の姿は今ひとつ平凡な山に見える。前烏帽子からカールを正面に見る姿はなかなかであったが。
昼闇谷のカール状斜面を見下ろす
正面に鉾ヶ岳が見える
 ピークにスキーをデポしてピッケルを持って先へ進む。窪地付近に昨日の3人組が泊ったらしい雪洞があった。彼らは昼闇谷左岸の尾根を登ってきたようだ。この先稜線の右をトラバース気味に進み、上部は急斜面や雪庇に注意して稜線上を慎重に進む。トレースから見て3人のうち1人はショートスキーを履いたまま登ったようで驚き。昼闇谷カールの全体が見渡せ、雪庇の無い所から滑り込めば一気に出合まで行けそう。ホームページにはここを滑降した報告もあるが、今回は無理しないことに決めていた。実際誰かが滑ったような形跡は無かった。
 山頂は広々した所で、火打山と焼山の北面の広大な雪の斜面を心ゆくまで眺めてゆっくりする。鉢山・鋸岳・鬼ヶ面山などの奇峰が林立する景観も面白い。3人組が北面台地への周回コースへ向かうのが見えたが、我々は往路を引き返す。
吉尾平へ向け快適な滑降
正面は阿弥陀山と烏帽子岳
雪が緩んでくるので下り急斜面はより慎重にピッケルを刺して一歩一歩下る。スキーデポ地からは、表面が柔らかくなった適度な斜面を快調に滑りあっという間にコルへ。再びツボ足で鉢山アタックを試みる。雪の割れ間となった垂直な壁を突破するも、その先は雪が落ちてブッシュがひどく途中で断念して引き返す。雪が緩んだ下りは足場が崩れやすく思ったより危険、山頂を狙うなら雪の締まった早朝の方が良いかも。
 鉢山の雪辱はならなかったが、準マイナー名山と言うべき昼闇山に登れたのは嬉しい。吉尾平へスキーにうってつけ斜面の滑降を楽しみ、テントを回収して往路を戻る。トレースが残っていたので迷う心配は無く、最後に再び泥沼の沢の横断で山行終了となった。焼山温泉の岩風呂でひと風呂浴びる。温泉には笹ヶ峰から火打を越えてきた山スキー/ボードの人達も居た。何回も来たくなる良いエリアだと改めて思う。

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